ライオンズクラブ国際協会 332-C地区

Activityキャビネット・委員会活動報告

「答えのない問題の解を協力して見つける」ライオンズクエスト「ライフスキル教育」冬期ワークショップを2回目・3回の開催

ライオンズクエスト

日時◎ 2022年1月27日(木)・28日(金) 2022年2月17日(木)・28日(金)

場所◎ 東北福祉大学

令和4年1月27日・28日(木・金)及び2月17日・18日(木・金)、東北福祉大学ステーションキャンパスにおいて、ライオンズクエスト「ライフスキル教育」冬期ワークショップが開催されました。今年は1月8日・9日(土・日)に1回目が行われ、約1か月に3回もの開催となりました。(1回目の詳細は「ライオンみやぎ」前回号をご覧ください。)

東北福祉大学では3年間継続してワークショップを継続して開催しております。令和元年度は1度の開催でしたが、参加希望者が殺到し、昨年度は2回、今年度は3回の実施となりました。

今回も新型コロナウイルス感染症のひろがりのため、ワークショップを行うか中止・延期にするかということで直前まで判断に迷いました。一方、本県の子どもたちを取り巻く課題は依然として解決しておらず、2020年度の宮城県の不登校児童生徒数は5年ぶりに全国ワーストを脱したものの全国平均を超えています。いじめにの認知件数、暴力行為の発生件数も全国平均を上回っています。全国体力テストの結果は調査開始以降最低水準となり、これらを解決することは喫緊の課題です。

コロナ禍において「ライフスキル教育」を学んだ今回の参加者(1回目が38人、2回目が35人、そして3回目は33人と、のべ106人)が、習得したノウハウを教壇に立ち、アクティブ・ラーニングを通して子どもたちに伝えていくということは、必ず宮城の教育の前進に繋がります。

各回、加藤俊治ガバナーから、「ライフスキル教育」「薬物乱用教室」等、学生にとってもイメージしやすいアクティビティについてお話しいただくとともにエールが送られました。

感染症対策のため、積極的に広く外部に参加の声をかけにくい状況にもかかわらず、県内高校、県内大学からの参加者、視察などもあり、「ライフスキル教育」の理解が徐々に進んでいることを実感しました。

 

参加者から寄せられた声を紹介します。

ワークショップで考えた、「自信とは何か」という問いが難しく、また、教員として働く上で考えなければならないものであると感じました。メンバーや他の班の意見、考えを聞きましたが、いまだにこれだ!という明確な答えは導き出せていません。
これからの人生では、答えを出すことが難しい問題や答えのない問題に多く出会うと思います。その際、一人で考える時間、周りと協働して考える時間の両方を大切にしていきたいと思います。(4年生)

印象に残ったのは、個人→グループ→全体の流れで活動を進めることが多かったということです。まず、各自が意見や考えをもつことが大切であり、それを共有することで、自分の自信となったり相手を知ることができたりするのを改めて実感しました。
さらに、一人一人役割分担をする大切さも印象に残っています。活動ごとに、担当を決めていましたが、それがその人(子)の自己有用感を得るきっかけになり、達成感につながることを身を持って感じました。(4年生)

私が担当する生徒の中には、コミュニケーション力及び自己肯定感の低さ、そして希薄な人間関係を課題として抱えている者がいます。小さな「できた」を大切に積み重ねながら指導しています。高校では就職活動等をうまく乗り切るための指導プログラムのニーズも高く、今回教わったプログラムの一部を活用して授業・生徒指導へ発展させていきたいと考えています。(高校教諭)

「ライフスキル教育」について、本を読んだり、話を聞いたりしてもなかなかイメージがもてなかった。今回、実際に学生らが活動しているのを見て、この教育プログラムのねらいや仕組みがよく分かった。(参観者)

東北福祉大学では令和2年から合計6回のワークショップを開催し、これまで220人以上の者がライフスキル教育の可能性を実感しています。今後、彼らが身に付けたことが、学校現場に浸透していき、子どもたちの健全育成(学力向上・いじめ不登校の減少等)に繋がっていくことを願っています。

L大西孝志(石巻日和LC)

加藤俊治ガバナーよりエール

車座で話し合うと、自分にはなかったアイディアに触れることができます

チームワーク マジックペンをできるだけ早く片付ける方法

ポスター製作 子どもに自信をつけさせるために

ポスター発表 発表も慣れたものです

今回は20枚以上のポスターを作成し、プレゼンしました

分かりやすくまとめる・・・分かりやすく伝える

4年生は春から教壇に立ち、子どもたちに伝えます

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