ライオンズクラブ国際協会 332-C地区

Activityキャビネット・委員会活動報告

ライオンズクエスト「ライフスキル教育」冬期ワークショップを2回開催

ライオンズクエスト

令和3年1月9・10日及び23・24日、東北福祉大学において、ライオンズクエスト「ライフスキル教育」冬期ワークショップが開催されました。昨年度は2日間(基礎編・実践編)の開催でしたが参加希望者が多く、定員の関係で受講できない者がいたため、今年度は基礎編・実践編のワークショップを2回実施することになりました。

コロナ禍を踏まえ、全員がマスクとフェイスシールド着用、三密を避けた広い教室で換気を行いながらといった感染症予防対策を万全にした上での活動となりました。

ワークショップには永冨淳次ガバナー、加藤俊治第一副地区ガバナー、新木経嗣ライオンズクエスト・薬物防止委員会委員長、土見大介 同 副委員長、松田弘美キャビネット副幹事、浅野浩章GMT 委員会副委員長が参加してくださり、学生たちには、ライオンズクラブの使命及び「ライフスキル教育」の大切さと可能性について宮城県の学校教育を取り巻く現状等を踏まえながらご挨拶いただきました。参加されたライオンの皆さんから「アカデミックスキルだけではなく、数量的に測定が困難なライフスキルを身に付けることが、様々な課題に対峙したときに、自分の力で答えを見つける力につながる。学生の皆さんには是非ライフスキルを身に付けた子どもたちを育ててほしい」というエールを送られ、のべ4日間のワークショップが行われました。

「知り合う活動」では、単純に名前と出身地を言う自己紹介ではなく、これまであまり経験したことがない一風変わった自己紹介が始まりました。戸惑いを見せる学生もいましたが、しばらくそれが続くと、いつの間にか相手との壁が自然に取り除かれることを実感することになりました。今年度の1年生は大学での授業やサークル活動、ゼミ等における同級生・上級生との交流が極端に制限されていましたが、この活動によって、名前を知るだけではなく、出身地、好きな食べ物、趣味、休日の過ごし方等、いろいろな方法を使って短時間で相手のことを知る方法を経験をしました。

「理想の学級づくり」「子どもたちに自信を付けさせる方法」等では、個人活動、集団での活動、振りかえり活動を柱として、ブレーンストーミング、ジクソー学習法を取り入れながら、話し合いを自然に活発にして合意形成へ結びつける道筋を経験することができました。

また、役割分担の大切さを知るために、活動時には、リーダー、道具係、時計係、記録係、発表係、コメント係を決め、誰もが話し合い活動に参加しているという実感をもてる方法を味わうことができました。

参加者からは、「交流することで、今までの自分にはなかった考え方にも出会うことができ、考えの幅を広げる良い機会になった」「模擬授業はためになると思った。自分のグループが扱った、話の聞き方について、他のグループのいじめを扱った授業、目標設定の授業は、実際に教育現場に立ったときにも活用できるものばかりだと思った」「出された課題に対して、自分では思いつかなかった考えが、他の人から出た時、これで自分の考えや意見が深まっていく、幅が広がると実感できた」「模造紙に書いて発表するということをたくさん経験し、最後の方は自然と、まとめ方が工夫できるようになった」など多くの前向きな感想が寄せられました。

現在、学校教育でもとめられている「主体的・対話的で深い学び」(アクティブ・ラーニング)とはどのようなものなのかということを、座学・机上の空論ではなく自らの行動で知ることができたワークショップとなりました。受講した学生が「ライフスキル教育」を教室で実践し、子どもたちの生きる力を伸ばしてくれることを強く願っています。

今回は、ゲームや話し合い活動において、さまざまな制約がもとめられる中、講師の熱意と工夫、参加者の期待が相まって、とても内容の濃い2日間でした。

土見ライオンズクエスト・薬物防止委員会副委員長

賞賛のお皿

永冨淳次ガバナー挨拶

お疲れ様でした

カードを使ってたくさんのアイデアを出す

見えるかな?エア縄跳び

加藤俊治第1副地区ガバナー

松田キャビネット副幹事
浅野GMT委員会副委員長

発表係によるプレゼン

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