ライオンズクラブ国際協会 332-C地区

Activityキャビネット・委員会活動報告

冬期ワークショップ

ライオンズクエスト

令和2年1月11・12日、東北福祉大学東口キャンパスにおいて、ライオンズクエスト「ライフスキル教育」冬期ワークショップが行われました。

開講に当たり木川田明弘ガバナーから、現在の学校教育が抱える諸問題、そしてその解決を図るため「ライフスキル教育」の重要さについてご挨拶をいただきました。今回は、参加者のほとんどが教員を目指す学生であり、「自分だったらこの学びを教室でどのように生かすのか」という問題意識をもって2日間のワークショップに取り組みました。

初日の基本編では「自己紹介」「この人は誰?」「経験の数珠つなぎ」といったアイスブレイクを取り入れた活動の後、2日間の目標である「最高のクラス(づくり)」「そのためにすべきこと」を確認しました。その後、「役割分担」「ポスターづくり」「ジクソーパズル」などのプログラムが繰り広げられ、富岡和弘RCを含む40名が「基本編」の修了証を手にしました。

2日目の実践編では、加藤俊治第二副地区ガバナー、菅原清一LQアドバイザーも参加され、31名が前日の振り返りに続いて、グループに分かれて「聞くという贈り物」「意思決定」などの指定されたテーマで模擬授業を行いました。参加者の中には日頃学んで身に付けているノウハウを模擬授業の中に取り入れる者もおり、これまで習得したことを生かすという意味で、この度のワークショップが貴重な経験になりました。

受講後学生から「ライフスキル教育の手法を学ぶとともに、自分自身、主体的・対話的で深い学びをすることができた」「最高のクラスにするための材料を自ら体験して学ぶことができた。振り返りが次につながるステップの大事な1歩だと実感した。」「ライフスキル教育での内容を学んだことはもちろんだが、クラス運営を行なっていく上での様々な手法を学ぶことができた。」「研修に参加して感じたことは、クラス作りや子供たちの教育には正解はないということが分かった。4月から教員になってすぐに実践に生かしたい。」といった前向きな意見や感想が多数寄せられています。

2020年度から導入される新学習指導要領においては、主体的・対話的で深い学び、道徳教育の充実、多様性を認め合う特別支援教育の充実が示されており、その実現のためには分かる授業の提供とそれを支える学級集団づくりが強く求められています。今回の参加者がライオンズクエスト「ライフスキル教育」で身に付けた知見を今後教員としての羅針盤代わりに役立ててくれるよう強く願っています。

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